オンライン診療を受けられる心療内科の症状と受診時の注意点

お役立ちコラム


オンライン診療が一般的になり、心療内科の診療もその対象となっています。
心の健康に関する問題を抱えている方は、オンライン診療を受けることで気軽に医師の診察やカウンセリングを受けることができます。

心療内科は心の病気やストレス、不安から生じる身体の不調が治療の対象です。
具体的には以下のような症状があります。

診療する病名は過敏性腸症候群・潰瘍性大腸炎・機能性胃腸炎などの内科疾患からがん患者の緩和ケア、腹痛・頭痛・腰痛・顔面痛などの慢性疼痛、ストレスが関与する虚血性心疾患や動悸、肥満症、偏頭痛、めまいなど多岐にわたります。

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ここではオンライン診療を受けられる症状と、対面診療が必要な症状についてご紹介していきます。
受診の際の注意点についても解説しますので、オンライン診療で心療内科を受診する際のご参考になさってください。

オンライン診療に対応している心療内科の症状

以下のような症状がある場合は、オンライン診療を受診してみましょう。

  • 不眠、睡眠の質の悪化
  • 疲れやすい、力が入らない
  • 落ち込みやすい、イライラしやすい
  • 食欲がない、ご飯を食べる気にならない
  • ストレスのかかる状況でお腹が痛くなる
  • ストレスのかかる状況で偏頭痛、動悸やめまいがある

これらは日常でも珍しくない症状のため、慢性化するまで不調に気付かない方も多いでしょう。
病院に行くのは大げさだと感じるかもしれませんが、オンライン診療なら気軽に人目を気にせず受診できます。
不調が続くと思ったら、まずはオンライン診療を検討してみてください。

オンライン診療に向かない心療内科の症状

オンライン診療よりも対面診療がおすすめなのは、以下のような症状です。

  • 急激に状態が悪化している
  • 向精神薬の処方が必要

数日間で急激に発症ペースが早まったり、状態が悪化している場合はただちに病院を受診しましょう。

また、初診のオンライン診療では、以下のような向精神薬の処方が認められていません

  • マイスリー
  • サイレース
  • デパス
  • レンドルミン
  • ユーロジン
  • アモバン
  • ハルシオン
  • ドラールネルボン
  • ベンザリン
  • フルニトラゼパム
  • エバミール
  • ロラメットなど

症状が強い方はまずは病院を受診し、常備薬はオンライン診療で処方してもらうなどうまく活用して治療を継続していくことが重要です。

オンライン診療で心療内科を受診する際の注意点


心療内科では、患者さんの仕草や表情なども心理を読み取る際の重要な手がかりとされます。
オンライン診療の場合、ビデオチャットを通じて視覚的・聴覚的な診察を行うため、対面診療よりも心理を読み取ることが難しいケースがあるかもしれません。

症状がうまく伝えられないと感じたら、対面診療への移行を検討することが重要しましょう。

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